伊刈町会地区(埼玉県川口市)

 同地域(下図赤線内)は831世帯、自治会区域面積39.5haの戸建て住宅団地です。地域の中央には東西に東京外環自動車道、国道298号が横断しており、それらからの騒音、大気汚染が問題となっています。また同地域では区画整理が行われていない地区も多く、歩道の整備されていない生活道路に渋滞を回避するための車両交通が流れ込んでいます。このような環境は新たな騒音や大気汚染を生むと同時に、歩行者の安全面上も問題があると言えます。
 騒音や大気汚染の住環境実測では、それらの発生源である東京外環自動車道沿いにおいて、細かい分布を把握できるように計測点を多く設置しました。その結果、東京外環自動車道沿いのほとんどの計測点で環境基準を超える値が実測されました。伊刈自治会と研究室では、交通量の多い道路からの住環境への影響に関心のある多くの方々に対して、実測結果の報告を行っていきたいと考えています。


また、これらの成果は2003年度日本建築学会大会(東海)において発表しました。
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なお、論文は連報ですが、それぞれが独立した論文になっています。

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外環道が横断する地区における自治会住民との住環境実測調査
自治会住民との実測および住環境マップ作成を通じた住環境改善行動の支援に関する研究 その7


外環道が横断する地区における自治会住民による住環境実測調査と住民との懇談会
自治会住民との実測および住環境マップの作成を通じた住環境改善行動の支援に関する研究 その8