寺田団地自治会地区(埼玉県菖蒲町)

 同地域(下図赤線内)は、698世帯数、自治会区域面積25haの、周囲を田畑に囲まれた閑静な戸建て住宅団地です。しかし現在、幹線道路のバイパス的な役割を担う道路(寺田・上中島線)が地域内に計画されています。今後、この道路が開通すると、地域を取り囲む幹線道路からの更なる交通量増加が見込まれ、地域内の住環境を悪化させる恐れがあります。それらに強い危機感を抱いた寺田団地自治会から現状の地域の環境を把握したいと当研究室に連絡があり、住環境実測を行うことになりました。
 住環境実測調査は研究室のサポートのもと住民の方々が主体となって行いました。研究室では住民の方々と共に実測計画を立て、また、住民の方々がスムーズに実測を行えるように「実測の手引き」等を作成しました。寺田団地自治会と研究室では、道路開通後にも同様の実測調査を行う予定です。


また、これらの成果は2003年度日本建築学会大会(東海)において発表しました。
研究内容について詳しく知りたい方は、下記の論文ダウンロードをご利用ください。
なお、論文は連報ですが、それぞれが独立した論文になっています。

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論文ダウンロード

一連の研究の流れおよび幹線道路開通予定地区における自治会住民が主体となった住環境実測調査
自治会住民との実測および住環境マップの作成を通じた住環境改善行動の支援に関する研究 その1


幹線道路開通予定地区における自治会住民が主体となった住環境実測調査と住民との懇談会
自治会住民との実測および住環境マップの作成を通じた住環境改善行動の支援に関する研究 その2