TK・KP・PJ地区(マレーシア・クアラルンプール市)

 クアラルンプール市は、工業・商業・住宅地域が混在する人口約140万人を有する東南アジアの中心都市です。現地調査などをもとに、今回はクアラルンプール市内の3地区を対象とし、騒音、車両交通量、夜間照度の実測調査とアンケート調査を行いました。アンケート調査では、インタビュー形式で各地区の全世帯を対象としました。これらの調査は、全てマレーシア国際イスラム教大学の学生と共同で行いました。以下に各地区の概要を掲載します。

TK地区(下表左)は、直線的な道路が多く存在します。マレー系住民が99%を占めており、一般的所得者層が中心の地区です。アンケート、夜間照度、騒音、交通量の調査を行いました。

KP地区(下表中)は、南北に伸びる直線的な長い道路があるのが特徴です。マレー系住民が97%を占めており、低額所得者層が中心の地区です。アンケート調査と夜間照度実測調査を行いました。

PJ地区(下表右)(下曲線的な道路が目立ちます。中国系住民が69%を占めており、高額所得者層が中心の地区です。アンケート調査と夜間照度実測調査を行いました。

TK(タマン・ダト・ケラマット・タンバハン)地区
KP(カンポン・パシィ)地区
PJ(ペタリン・ジャヤ・セクション17)地区

論文ダウンロード

これらの成果は2006年度日本建築学会大会(関東)において発表しました。

研究内容について詳しく知りたい方は、下記の論文ダウンロードをご利用ください。

なお、論文は連報ですが、それぞれが独立した論文になっています。

【注意】 掲載している論文はPDF形式となっております。ご覧頂くには Adobe Acrobat Reader が必要です。



マレーシアの住宅地域における防犯に対する住民意識と夜間照度の重要性に関する研究

マレーシアの住宅地域における安全性の向上を目的とした車両交通量及び騒音に対する住民意識とハンプの必要性に関する研究