第1079回 環境科学Ⅱ 2006年 9月29日 「どこまで自分の体験を思い出せるか」

作文は88編から15編を選定。
作文を用いた空気汚染に対する考え方の解説。

このようにして学生の作文を選ぶと、例年、解説したいことが
学生の作文で大体網羅されるから不思議だ。
90名近くの学生がそれぞれ体験を披露すると
それなりに多様なものとなるということだ。
取り上げられた作文をみて、そういえばそういう体験もしたことがあると
思い至った学生も多いのではないだろうか。

空気汚染について自分は取り立てて書くような経験をしていない。
まず、こういう思い込みを捨てること。
我々は毎日、空気を体内に取り入れて生きている。
たいした経験がないなどということはあり得ないのだ。
どこまで自分の体験を思い出せるかが勝負。

こういうトレーニングは小論文試験に必ず役に立つ。