第1094回 環境科学Ⅱ 2006年10月20日 「居眠り問題も撲滅できるかも」

学生を指名して答えさせる対話形式の授業を、
今週の水曜日に3年生の都市環境管理で試し、
この日の2限の2年生の環境工学Ⅱでも試したので、「この講義でも」と思ったが、
時間内に解説を終わらせるため先を急いだことで、結局、学生にほとんど質問せずに
終わってしまった。

学期末に各科目で実施する授業評価アンケートに、
「教員は授業中、学生とのコミュニケーションに適切な工夫(質問・発言を求める等)の
配慮があったか?」という質問項目がある。
講義の終わりに「何か質問がありますか?」と問いかけてきたし、
終了後、教壇のところに質問にくる学生には丁寧に答えてきた。
しかし、この質問項目だけは点数が低かった。

私語・遅刻・居眠りは「教室の3大問題」だ。
このうち、私語と遅刻はほとんど解決した。
対話形式にすることで学生の集中度が高まれば、
居眠りという最後の問題もなくせるかもしれない。
それを実感した1週間であった。