第1125回 環境科学Ⅱ 2006年12月22日 「毎週の積み重ねが対話につながる」

最終回の小テストを実施。授業評価アンケートも配布した。

小テストの中に「この科目で身に付いたこと、学んだことは?」という質問を設けた。
どの学生も、これまでの講義を振り返りながら真剣に自分の考えを書いている。
「身の回りのことを漠然と捉えていたが、この授業を通じて、
しっかりと身の回りを見るようになった」というコメントが多かった。
授業に関連のある新聞記事を配布したことで「新聞を読むのが習慣になった」と書いた学生もいた。

授業評価を見ると概ね好評のようだ。
「教室に私語などが出来ない緊張感があるのが良い」
「授業の構成がとてもしっかりしていて、学生が集中して学べるよう配慮されている」
と評価されたのはとてもうれしい。

ところで、この日の小テストが終わって学生が退席したあと、
がらんとした教室で答案を整理していたら、数名の学生が教室に入ってきた。
この講義の感想を言うために戻ってきてくれたのだった。
教室で大勢の学生を相手に講義する時とは違い、
小人数が相手だとじっくり話を聞いたり説明したりできる。
毎週の積み重ねがこうした対話につながり、報われた思いであった。