第1214回 環境工学Ⅰ 2008年5月7日 「即日アップは学生への感謝のしるし」

ここのところ、この講義日記を即日アップしている。
授業中にどんな形であれ学生の反応が返ってくることはうれしいが、
そうした教師の感想をすぐにアップすることが学生への感謝にしるしになるのではと思う。

授業の終了後に、配布した演習問題について質問があった。
その学生の質問に答えていくうちに、話題は風圧係数の問題の解き方と
教科書にある温度差換気の問題の解き方の違いまで話が徐々に展開していった。

学生からの質問に対応してわかったことは、個々の解答を板書する前に、
この問題は教科書に載せたどの理論や知識を確認するためのものであるかを
正確に伝えることの大切さだ。

演習問題の前提条件についても質問があった。
教える側は、数式を板書して正解を出すことを急いでしまうが、
「開口部の高さは一定」「流量係数は等しい」といった前提条件をきちんと辿る必要がある。
そうして初めて演習問題を解く価値が出てくるのだ。

履修者にはメールで伝えたが、教科書に誤植を発見。
<訂正箇所>
15ページの下から15行目
(誤)器具の呼吸の燃焼量は通常‥
(正)器具の燃焼量は通常‥(「呼吸の」を削除)

では、来週の小テストがんばってください。
試験範囲は序章と第1章です。