太陽位置図、日影曲線、日影図など日影に関する図を説明しては
それに対応する演習問題を解いていった。
昨年この単元で試した方法を再現したが、
今年は書画カメラのおかげで教科書の説明がスイスイと進んだ。
昨年までは、ただでさえ複雑な各図を荒っぽく板書して
あわただしく説明していたのに比べると大進歩だ。
書画カメラのズーム機能を使って図を大きくスクリーンに映し出すのはちょっとした快感でもある。
そして、その図に演習問題の解き方や重要部分を赤のボールペンで書き込んでいく。
スクリーンの見易さとその場で手書きするわかりやすさの組み合わせだ。
予定したところまで終わったので時計を見たら、20分も時間が残っていた。
授業を終わりにしたら何人かの学生が質問に来た。
やはり説明がスムーズに進んだ分、説明が足りない部分がある。
4月30日の講義日記にも書いたように、
書画カメラを用いた図の説明は学生の理解が追いつかない場合があるので、
じっくりと説明しなければならないことを改めて肝に銘じた。
授業の途中、居眠りが出始めたのが気になり、ふとスイッチをみたら換気扇をつけていなかった。
教室に入ったときに冷房で涼しかったので、忘れてしまったのだ。
部屋の涼しさと空気の汚れは無関係。
部屋が涼しいからといって、空気がきれいと錯覚してはいけない。
そんな環境工学の基本を教師自らはずしてしまった。