第1300回 環境工学Ⅰ 2009年4月20日 「教室の環境は大切だが、あくまで舞台装置」

351教室はスクリーンの設置位置が悪く、スクリーンを使うと黒板の左半分が隠れてしまう。
さらにスクリーンの角度が悪く、教卓からスクリーンの映像が見えない。
スクリーンの映像を見ようと教壇の端に立ったら、教壇から床に落ちてしまった。
今年5号館は教室がフル稼働なので、他教室に移ることはできないのだから、
この教室に慣れるしかないのだ、と自分に言い聞かせながら授業を続けた。

ただ、この教室は両側に窓があり、窓を開ければ気持ちのいい風が入ってくる。
机と窓の間にゆとりがあり、圧迫感も少ない。
教室全体の容積が大きいので、100名近くが入っても室内の空気も汚れにくい。
そう考えると、学生にとってはよい環境の教室といえる。
つまり教壇周りの使い勝手の悪さにとまどっている自分さえ慣れてしまえばよいのだ。

教室の環境は大切だが、あくまでそれは舞台装置。
こで授業を聴く学生諸君のモチベーションが最も大切だ。
それがなくては、どんなに快適な教室でも勉強の成果は上がらない。
第1回目の小テストを経験すれば勉強の仕方も理解できる。
教室で理解して覚えるべき用語は覚えてしまう。これが基本です。