第1318回 環境工学Ⅰ 2009年6月1日 「線はよれよれ。図はぐじゃぐじゃ」
今日は日影に関する図の名称と成り立ちを理解するのがポイント。
他の章では演習問題は自習して解法を理解することにしているが、
この章では授業中に学生を指名して解答させた。
その方が講義の理解度が高まるからだ。
各図を書画カメラで拡大して見せながら解説していく。
順調に進むかに見えた授業がここで失敗。
日影図で毎時の日影の角を結ぶと日影曲線と一致することを
実際に見せようとして、ボールペンでなぞったら、
手先がぶれて青い線がよれよれになってしまった。
そのうえ、等時間日影線もその日影図上で説明するため、
ただでさえ見苦しい線が目立つ図の上に、別の線や丸印を
ボールペンで書いていく。それが重なり合って図はぐじゃぐじゃ。
何がなんだかわからない。
配布物や提示する資料の美しさにこだわる自分にとって
とても不本意な授業となった。
教訓はふたつ。
①書き込みはボールペンではなくサインペンで。
②予備の説明シートも用意して書き損じに備える。
このようなディテールも授業の質の向上には大切な要素。
失敗が授業を進化させるのです!