第1329回 環境工学Ⅰ 2009年6月22日 「学外からこの講義日記をお読みの方へ Part2」
昨年の講義日記を読み返したら、第3章で居眠り学生が増えたと書いている。
それを注意するか、それとも注意しないでペースを崩さずに進めるかを迷いながら
講義を続けた心境を綴っている。
そこで今年は、この単元で居眠りが出ることを想定して(実際そうなったが)、
教科書の中で馴染みのある用語「照度」を先に説明した上で、
照度の計算に使う「光度」、さらに光度の計算に使う「光束」を解説した。
ゴールを先に見せて、それからさかのぼる方法だ。
教科書に沿った説明は眠気を呼びやすい。だから説明の順番を入れ替えるのだ。
ところで、2年前の「環境工学Ⅱ」の講義日記(第1172回)で、
「学外からこの講義日記をお読みの方へ」と題して、学外でも読まれていることを紹介した。
履修者向けにこの日記を書いているが、教室外の方にも読んで頂いているようだ。
最近も、埼玉県庁に勤務されている方から「講義日記を読んでいる」とのお話を伺った。
先週開催された本学後援会(在学生の父母会)でも「読んでますよー」と言っていただいた。
学内の職員の方は「今週分のアップはまだですか」とおっしゃっていた。
講義日記を書き始めて18年。
定年退職までの年数を数えると、もう折り返し地点を曲がっている。
ゴールテープを切るまで書き続けられるよう健康管理に気をつけようと思う。
皆さま、読んで頂き本当にありがとうございます!