第1342回 環境工学Ⅰ 2009年7月20日 「強力なスリートップ現る」
「最近、教室の前方の席が空いてきたな」
と思いながら教室に着いたら、最前列中央に学生が座っていた。
サッカーに例えれば、スリートップ。
講義をしていると、3人の学生の表情が手に取るようにわかるし、
3人からの視線を強く感じる。その緊張感がどこか心地よい。
この3人には臨場感溢れる授業をじっくり楽しんでほしいと思っていたら、
その席からはスクリーンが斜めになって見えないことがわかった。
重要な図は板書に切り替えたが、最前列の席がベストコンディションに
なるよう、e-ラボに申し入れなければと思う。
小テストの高得点者発表では、高得点を取った学生に拍手が送られていた。
このような光景も今までにはなかった気がする。
友人を素直に讃える姿を見るのは、とても気持ちがいい。
講義の終盤でクラスがひとつにまとまったような気がした。
我々教師の毎日は学生に支えられている。
学生の反応が感じられないときには正直落ち込む。
質問が出れば、手応えを感じることができる。
そんな中、今日は、終わったあとにじわじわとうれしさがこみ上げてくるような
忘れられない授業になった。
スリートップの皆さん、お疲れ様でした!