第1409回 環境工学Ⅰ 2010年5月17日 「昨年や一昨年の授業はどうだったか」

1回目の小テストを実施した。
その中にアンケート欄を設けて、この講義日記と授業収録映像に
アクセスした学生に感想を書いてもらった。

授業収録映像について主なコメントは、
「授業でもう一度見たかったところがあったので、勉強に役立った」
「授業中に聞き取れなかった説明を確認できた」
と収録映像の効果を認めている。

「見逃した板書の確認にはよかった。しかし、写っている場面を探すのが大変だった」
というコメントは貴重だ。映像を映画DVDのようにチャプターに分けることを
e-ラボと相談している。

講義日記について主なコメントを挙げると、
「楽しく読ませてもらっている」「授業の復習となりとても役立つ」
と講義日記を楽しみ、役立てている。

いつもはわからない教える側の感想がわかって面白いというコメントもある。
「授業の裏側を覗いているようで興味深く読んでいる」
「授業に関する先生の感想を知ることが今までなかったのでよかった」
「先生がどのようなことを考えて授業をしているのかわかって、とても役に立つと思った」

物事を記録して改善するのが工学系の基本だ。
それがこの講義日記の姿勢であることを見出しつつ
「先生が持つ授業の目標や改善点など見ることができて面白い。
もっと積極的に授業を受けていこうと思った」
と書いた学生がいる。

ある学生は「昨年の今頃の講義日記と見比べると面白い」と書く。
そういえば、毎年講義の流れはほぼ同じだが、講義日記には
毎年書いていることと、そのクラスだけのエピソードの両方がある。
大学教師は毎年同じ科目で同じ内容を教えていても、学生が入れ替わっていく。
昨年や一昨年はどうだったか。
そのような読み方をしている学生がいると思うと、とてもうれしい。