第1411回 環境工学Ⅰ 2010年5月24日 「「トリビアの泉」的な知識」
第2章に入った。
日照と日射を学ぶために、まずは、太陽の動きを確認。
中学や高校で学んだことの復習だ。
春分、夏至、秋分、冬至それぞれの日の太陽の動きを理解できているだろうか。
講義のポイントのひとつは「均時差」の理解。
その地域の南中時刻は中央標準時の12時から前後にずれることは良く知られている。
均時差はそれとは別の概念だ。
日常生活では、意識しにくいが、地球の自転周期が正確に24時間ではなく、
24時間プラス数秒だったり、24時間マイナス数秒だったりする。
そこで、その地域の日影を計算するには、均時差を考慮しなければならない。
もちろん我々が毎日使う時計では、
1日は24時間ぴったりだ(うるう秒が入ることもあるが)。
しかし、その地域の南中から翌日の南中までの時間は24時間ではなく、
最大20秒程度の長短が生じているのだ。
以前に「トリビアの泉」という日常生活の「へぇ」を取り上げる番組があったが、
「地球の自転は24時間ではない」というのは結構なトリビアだと思うのだが‥‥。
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