第1489回 環境工学Ⅰ 2011年6月6日「満点の学生に拍手が起きた」

第1回小テストの高得点者を発表した。
昨年度の発表方法を少し変えてみた。
テストの素点(今回は66点満点)ではなく、素点を満点で割った比率を発表した。
その方が何割くらいできたのかがわかりやすい。
それから高得点者を学籍番号順ではなく高得点順に80%までを成績順に発表した。

満点をとった学生が一人。一番に名前を読み上げたらクラス全体から拍手が起きた。
正確な知識を試すやや難易度の高い問題で満点をとったのは、
出題者から見てもすごいと思う。

授業を始める前に「弱」で冷房をつけた。すると、すぐに学生から寒いと申告があった。
それで、冷房を止め、窓を開けて授業を始めた。
学生は顔を上げて熱心に授業に取り組んでいる。
途中、次第に室温が上がり始めたので、1時間経過したところで冷房をつけた。
毎年、梅雨の蒸し暑い時期は冷房の設定が難しい。

授業が終わったあと、教卓のところに来て質問をする学生が目立って増えた。
どの質問も、グラフの読み方や現象の理解に関する良い質問ばかりだ。
授業を聴きながら、正確に図や文章を理解しようとしているのがよくわかる。
わからないことをそのままにすると次に進めなくなる。
質問すれば詳しい説明が聞けるし、何よりスッキリする。
教師が質問にどんな答え方をするかで、教師の考え方や人間性も伝わってくる。
学生からの質問で、教師も試されているのです!