第1573回 環境工学Ⅰ 2012年6月25日「自分で手を動かすことが理解につながる」


第3回の小テストを実施した。
学生は熱心に取り組んでいる。
最後にまとめて期末試験を行うと、どうしても試験範囲が
広くなってしまう。そうすると、一夜漬けでも勉強が間に合わない。
この授業は室内環境の基本を学ぶ科目。
それを確実に身に付けるため、4回の小テストに分けているのだ。

小テストの勉強で大切なことのひとつは、
計算問題は必ず自力で解くことだ。
自分で問題を読み、該当箇所を教科書から見つけ出し、
自分で数式を立て、必要な数字を入力する。
そして巻末の解答を見て自分の解答があっているかを確かめる。
このような地道な作業を通じて初めて計算力が身に付くのだ。

自分で手を動かすことで、理解する。
計算問題だけでなく他のさまざまな問題にも通じることだ。
英単語や漢字は手で書かなければ覚えられない。
文章も自分で書くことしか上達の道はない。

学生に贈る今日のメッセージは
「自分で手を動かすことが理解につながる」
これがテストの勉強の基本だ。