第1027回 環境工学Ⅱ 2006年 1月13日+全体講評

空調の解説のあと小テストを実施した(この日の朝、高崎線が不通となり
大幅に遅刻した学生からの申告により、週明けに別の問題で小テストを行った)。
小テストの裏面にこの講義に対する感想や要望を書いてもらったが、
これを読んで、この科目を履修した2年生に対する認識が一変した。
この授業では30分ほどの小テストを4週おきに講義の後半に実施してきたが、
この方法だと、小テストの当日に講義した内容がそのあとの小テストで
すぐに出題されてしまう。これへの不満を書いた学生が多い。
驚いたのはその理由。「その日の講義内容をじっくり復習して理解する時間が
ほしい」と書いた学生が少なからずいたのだ。このクラスの性格をつかめないでいたが、
このクラスはとても真面目だ(気づくのが遅すぎ?)。
もちろん来年から小テストは次の週の冒頭に実施しよう。
第1回小テストが散々の出来だったので、第2回と第3回は8問の記述式に分けた。
この出題形式も、学生が自分の理解度を正確に把握するのに有効だったようだ。
採点した答案を見たいというコメントがあったが、成績資料としてテストは
保存しなければならない。研究室に来た学生には採点結果を説明したい。
第1回小テストの不出来を第2回、第3回で取り戻した学生が多く、「不可」の学生は予想より少ない。
出題形式を工夫しつつ「諦めずに次でがんばれ」と伝えた甲斐があった。
この講義では、配布プリントに頼らず板書や講義内容を自分なりにノートにまとめることを
奨励したが、これについて「プリント中心の授業より板書中心の授業の方がいい」と
書いた学生が何人かおり、この方法が支持された。
「HPの講義日記で教える側の姿勢がわかった」とのコメントもあった。
この講義は今年も少し進化したようだ。