来週に小テストを控え、今週はその範囲を終わらせた。
    先週は書画カメラを中心に使ったが、今週はキーワードや大切な図を板書した。
    黒板がスクリーンに比べて違うところは、その圧倒的な大きさだ。
    学生の視界の中央にバーンと広がっている。やはりこれを使わない手はない。
    それにスクリーンの映像は新しいページに変わっていくが、板書は残る。
    黒板を見渡すだけで知識の確認になるのだ。
    
    それに、これまで図をチョークで書いてきたので、
    板書をしないのは少し物足りないという気持ちもある。
    そもそも黒板にチョークで書くのは日本の大学の文化だ。
    ほとんどの大学で使っている。
    
    以前マレーシアから来た大学の先生が、窓から教室の中を見て驚いていた。
    「まだ黒板とチョークを使っている」と。
    マレーシアでは小中学校はチョークだったが、
    大学ではホワイトボードにマーカーを使うのが当たり前という。
    でもマーカーは高いし、揮発性物質の臭いもある。
    チョークは安くて見えやすい。
    消したときの粉が問題だが、チョークがいい。