第1184回 環境工学Ⅱ 2007年11月16日 「すぐ取り出せるところに教科書を置いておこう」

第2回小テストを実施。そのあと音響設計について講義。

一昨日の「都市環境管理」で、スクリーンが見えづらい端の席で
居眠りが多発したことを踏まえ、書画カメラでスクリーンに教科書を映しつつ、
重要な式や用語を板書したら解説にメリハリがついた。

まず基本式を白で書き、次に式の各項の意味を黄色で書き足す。
最後に赤で各項の単位を書く。
こうした色チョークの使い分けに板書の妙味がある。

書画カメラはズーム機能があるので、後ろや端からでも見えるよう
できるだけ拡大してスクリーンに映すことにした。

これで教科書の解説が終わった。
学生は小テストが終わった時点で、ほとんどの内容を忘れてしまうのだろう。
しかし教科書は手元に残る。
社会に出てからそれが役に立つことも多い。

アルミサッシの設計をやっている入社7年目の卒業生が
結露や遮音の知識が必要となり、環境工学を勉強し直したと言っていた。
そうした時に備えて教科書はすぐ取り出せるところに置いておこう。