第1259回 環境工学Ⅱ 2008年10月17日 「大切なものはコンテンツ」

現在の収録映像では、教壇全体の映像の右下にスクリーン映像を小さく取り込んでいる。
同時に収録映像公開の実験をしている「都市環境管理」の学生アンケートの回答に、
「スクリーンの部分が小さくて見えない」という回答があった。
そこで、書画カメラ台に載せたプリントに色ペンで書き込みながら、
その映像をスクリーンで見せているときは、収録映像を書画カメラ映像の拡大画面に切り替えてみた。
収録映像を再生して、どのくらい見やすいかチェックしてみよう。

体感温度について解説した。
特に有効温度を解説した板書の上に、新有効温度の考え方を別の色のチョークで重ねて書いたのは
理解しやすかったのではないだろうか。
板書をできるだけ消さずにおくと、このような使い方ができる。
収録映像公開でいわば最先端の実験を進行させているが、大切なのはそのコンテンツ。
板書の方法そのものの腕も磨いているのだ。

後半に教室が蒸し暑くなってきた。ふと思いついて非常階段側のドアを開けた。
ふわっと新鮮な空気が入ってきて少し得意な気分になった。
そばにあるスクリーンがあおられるほどだ。学生の眠気もとんだだろうか。
体感温度を説明しながら気流の大切さを実感したのだった。