第1262回 環境工学Ⅱ 2008年10月24日 「アンケートで注目すべきはこの意見」

小テストの中に、「S*gsotで授業収録映像を見ましたか。
見た学生は感想を、見なかった学生はその理由を書いて下さい」というアンケートを設けた。

「毎回授業に出席していて理解できているので見る必要がない」
「教科書を読んで自分で勉強した方がよい」という意見が圧倒的に多い。
もちろん教える側もそれが一番よい。見ることが義務ではない。
見たいと思ったときに見てもらえれば十分だ。

「自宅からSRASでつないでパソコンで見ようとしたら見られなかった」という意見もいくつかあった。
まだシステム的にエラーもあるので、スタッフに確認してもらおう。

「90分の授業は見ていると長いので4分くらいのチャプターをつけると良いと思う」という意見。
映画のDVDはチャプターに分かれているから本当に便利だ。
今はとにかく間違いなく録画して確実に再生できることを目指している段階だが、将来はそれを目指そう。

「1回しか見れない」という意見があった。前に授業でそう伝えたことがあったが、
その後、何回でも見られるようになっている。そもそも見る方法がわからないという学生はこちらをどうぞ。

ところで注目すべきはこの意見。
「映像は見やすく大変便利だったが、その反面、後で再生できるという
安心感から授業中の集中力・緊張感が落ちた」
やっぱりそうか。アンケートで聞きたかったのはこういう率直な意見だ。

録画を再生できると欠席が増えることを心配したが、出席はしていてもテンションが下がることもあるわけだ。
大切なものはライブの教室の授業。それに臨む姿勢に影響が出るなら‥‥。
一番の目的は、学生諸君が教室で意欲的に授業を受けること。決して映像を公開すること自体が目的ではない。

結論を急いではならないが、収録映像を公開することの意味を根本から考えてみたい。
それがまさに実験のねらいだ。

率直な感想をありがとう。これからも自由な意見を待っています!