第1442回 環境工学Ⅱ 2010年9月28日 「講義日記で気をつけていること」

後期が始まった。
夏休みの2ヶ月をはさんだだけなのに、前期の環境工学Ⅰの授業が
随分以前の事のように感じられる。

もう大学教師として授業を始めて19年になるが、
いつも第1週の講義は緊張する。
前期に教えたクラスでも、そのプレッシャーは消えない。

ガイダンスとして、講義の主旨と成績評価基準を解説した。
この教室でも前半分に座るように伝えた。
板書をムダに大きくしないためだ。
履修者へのサービスとして授業収録と講義日記を続けることも話した。

ところで、講義日記を書く上で気をつけていることを披露したい。
それは、時事ネタに触れないことだ。
昨今では、尖閣諸島や検察の証拠改ざんなどの時事ネタがあるが、
これに触れ始めると、講義日記という根幹が揺らぐ。

時事ネタに触れると書く材料は一気に増えるが、
その分、教室での講義の反省や学生の状況の観察がおろそかになる。
時事ネタに触れないと決めて講義を振り返ると、書く材料が尽きることはない。

講義日記は継続すること自体に価値があると信じたい。
更新が遅れがちですが、ご容赦ください。
がんばります!