第1469回 環境工学Ⅱ 2010年12月21日 「紙に書かれた情報も重要だ」

今週から応用編。
これまで教科書を使って説明した理論や数式がドーム建築の環境計画に
どのように生かされているかを解説した。

いつもの教科書と違って、今週はプリントを配布。
それもB4サイズで両面コピーにしたものを4枚だから、計8ページ分。
平面図、立面図、計画諸元、設計コンセプト、設計者コメント、検証実験結果など、
取りあげる事例の環境計画の考え方がよくわかる。

時間が限られているため、90分の授業の中で、
これらのプリントのすべてを解説することはできない。
そこで、講義の流れに合わせて、それに関連するポイントについて
配布資料の該当部分のみを解説した。

しかし、プリントの解説しない部分にも興味深いことがたくさん載っている。
だから、履修者の諸君は、授業時間外にプリントの全体を是非読んでほしい。
そうすれば講義内容の復習になるし、さらに理解を深めることができる。
特に竹中工務店の人が書いた「設備設計の楽しみ」(プリント3ページ)はお薦めだ。

学生諸君は、携帯の画面やパソコンのモニターの文字はそれなり読むが、
紙に書かれた文字はあまり読まないという印象がある。
しかし、どれだけIT技術が発展しても、紙に書かれた情報も依然として重要だ。

授業で配布したプリントを読み込むことも
そうした情報を得るトレーニングなのだ!