第1471回 環境工学Ⅱ 2011年1月11日 「これからの10年を、新たな気持ちで」
1月7日に大学の教職員が集まって「新年交礼会」が開催された。
その席上で、永年勤続20年の表彰を受けた。
1991年のシステム工学部開設とともに本学に赴任して、
2011年の今年でちょうど20年が経った。
この表彰に際して、式次第にメッセージを求められたので、次のように書いた。
「1991年に本学に着任して最初に行った授業を第1回として、
私がこれまでの20年間に本学で行ったすべての授業について、
通し番号を振り講義日記をつけてきた。
2005年からは講義日記を研究室のHPに
毎週アップし学内外に公開している。
退職まであと10年。
30年にわたる全講義日記の完成を目標に、
これからも本学のため全力を尽くたい」
35才でこの大学に赴任して、65才が定年だから、
ちょうど30年勤務することになる。
ここまで講義日記を続けてきたのだから、最終講義まで続けたい。
年の初めの講義は「みずほ学園」。
基礎調査から設計、竣工、環境調査と、
13年にわたる障害児通園施設づくりが題材だ。
みずほ学園前園長の有山和子氏の助言で、今年のパワーポイントには、
この園で過ごす子ども達の写真をたくさん盛り込んだ。
主体あっての環境だから、この施設の主体である子どもの姿を見せないと、
その環境を的確に説明できないのだと気付かされた。
こうやって講義がまたひとつ進化する。
これからの10年に向けて、新たな気持ちで講義に取り組みます!