第1510回 環境工学Ⅱ 2011年10月 4日 「講義中に教室の外に出ていってはいけない」
今日から通常の講義を始めた。
大学では教室の後ろの方に学生が座って前が空くことが多いが、
このクラスは後ろを空けて前の方に座っていて、とても意欲的だ。
ただ、講義が始まっているのに、出ていく学生がいる。
講義の流れを止めるので、いちいち理由を聞かないが、
教壇に立つ教師の気持ちは穏やかではない。
トイレなら仕方ないが、それ以外の用事で出ていくのはだめだ。
このことは、これまでの講義日記でも何度か書いてきた。
今日は改めて学生諸君への具体的なアドバイスとして書いておこう。
「講義中に教室の外に出ていってはいけない」
このことをしっかりと覚えておこう。
他の用事を思いついても、それは講義の後にやればよいことで、
わざわざ教室から抜け出してやる必要はない。
途中で取りに行かなくてもいいように、講義で使う教科書やノートを
あらかじめ用意しておくのは当然のことだ。
講義中に出ていくことについて、学生が感じているよりも、
教師ははるかに厳しい目で見ているということを知ってほしい。
講義中に教師は学生全員に語りかけている。
その最中に、教師の存在にまったく感知せずに出て行かれるのは
教師にとって、とてもつらいことだ。
自分が無視されていると感じるからだ。
講義中にトイレに行くのはかまわない。
出ていくときに、教師に軽く会釈してもらえばまったく問題ない。
社会に出たらこういうマナーはすごく大切です!