第1517回 環境工学Ⅱ 2011年10月18日 「この講義は筋トレのようなもの」
小テストが近づいてきたので、小テストの問題形式を伝えた。
前期の環境工学Ⅰと同じで、用語穴埋め、五者択一の選択問題、計算問題の3種類。
特に、用語穴埋め問題は漢字を手書きで正確に書けることが大切だ。
レポートはワープロで書くが、専門用語を手書きで書けるようにしておくと、
ワープロの漢字変換も確実になるし、採用試験の小論文は手書きだ。
教科書の重要な用語に線を引いて、自分でその用語を書いてみる。
教科書を見ないで書ければOK。
書けなければ、教科書を見ながら書いてみる。
書いた後に、もう一度間違いがないか確認する。
こうした単純作業の繰り返しは、筋力トレーニングのようなものだ。
どんなスポーツでも、基礎体力をつけるための筋力トレーニングが欠かせない。
ジムでバーベルを持ち上げたり、腹筋運動をしたりする。
楽しい時間ではないが、確実に体力がついていく。
それが、グランドやコートで実戦の練習をする基礎になる。
小テストに備えて専門用語を繰り返し書いてみることが基礎力になる。
それがしっかり身に付くと、3年生で演習科目に取り組んだり、
4年生で総合研究に取り組んだりするのが楽しくなる。
講義に対しても、いつも面白さを求めてはいけない。
基礎力を身に付けるための講義がいつも面白くて興味を引くとは限らない。
教師は毎週の講義に学生が少しでも興味をもてるよう工夫しているが、
1年生や2年生の講義では「面白かったらラッキー」というくらいの
気持ちでいた方がいい。
基礎トレーニングをしっかりやって、小テストを乗り切ろう!