第1538回 環境工学Ⅱ 2011年12月20日 「人が作った解答例には間違いが紛れ込んでいる」
今日は応用編の第2回。
福祉施設の環境設計の事例として研究室が設計した施設を取り上げた。
設計から室内環境の実測による事後検証まで
三浦研究室の完全オリジナルコンテンツによる講義だ。
配布したプリントは両面コピー2枚の計4ページ分。
すべてのページが第3回小テストの範囲なので、
しっかり読み込むことが大切だ。
講義の中でもアナウンスしたように、
次の小テストは形式をがらりと変える予定だ。
教科書第7章の範囲は以前と同じだが、応用編2回分の講義は記述式だ。
講義中に使った専門用語や数字を織り込んで解答することが重要。
事前に問題を想定して自分なりの解答を作文してみることも
勉強方法のひとつだ。ノートやプリントを見ながら
文章を書くこと自体が知識の確認になる。
友人同士で手分けして解答例を作って交換する方法もある。
運よく友人から解答例がまわってくることもあるかもしれない。
そういう時、意外な落とし穴が待っている。
人が作った解答例には結構間違いが紛れ込んでいるのだ。
採点すると、人が作った解答例を丸暗記したことはすぐにわかる。
とてもよく似た文章が続出し、しかもまったく同じところで
同じように間違えている。
この講義の毎週の出席率は85%を超えている。
つまり、ほとんどの学生が自分で講義を聞いている。
だったら人が作った解答例を丸暗記して減点されるのはもったいない。
せっかく講義に出たのだから、自分のノートをもとに
自分の耳で聞いた内容をそのまま解答した方がずっと手ごたえがある。
そして、その方がずっといい点数が取れるのです!