第991回 都市環境管理 2005年10月 5日

小テストの第1回目が無事終了。採点の結果、満点が11名もいた。
講義終了後、質問が出た。ひとつは透水性舗装のこと。
アスファルトは水が染み込まないが、透水性舗装は染み込んだ水を徐々に
蒸発させるので、表面温度を下げる効果がある。
もうひとつは「郊外では上に行くほど気温が上がるとの説明だが、
高いところほど気温が下がるのでは」という良い質問。
上に行くほど気温が上がる部分を逆転層と呼ぶが、この逆転層の厚さは
数百m。つまり、地表から逆転層の上端に達するまでは上に行くほど気温が上がるが、
それを越えると、上に行くほど気温が下がるのである(0.6℃/100mの割合で)。
こうした質問がわかりやすい解説につながる。