第1019回 都市環境管理 2005年12月14日

前週の「風通しを考慮した住宅地計画」を復習したあと、
エネルギー消費原単位を用いて地域全体のエネルギー消費量を
求める方法を説明し、地域冷暖房の解説へとつなぐ。
地域冷暖房は業務系の地区再開発の際に導入されることが多いが、
集合住宅団地など住居系の再開発での導入事例は意外と少ない。
業務床と比べて住居ではエネルギー需要の密度が低く採算性が厳しくなるためである。
あくまで地区の特性を十分に踏まえて導入を検討することが大切だ。
ところで、この講義の教科書「都市環境学」が中国語に翻訳され、
10月に中国の出版社から出版された。
中国の学生の教育に役立つと思うと本当にうれしい。