第1085回 都市環境管理 2006年10月11日 「学生を指して理解度を確かめることの大切さ」
この講義日記にはアップしていないが、研究室の大学院生を対象に
水曜日2限に講義をしている。どうしても教師からの一方的な講義に
なりやすいので、今日は初めての試みとして、
ひとつひとつの解説の中で院生を順に指名して質問に答えさせた。
院生はいつ指されるかわからないので、
否応なくテンションが増して授業への集中度が格段に高まったようだが、
教える側でも院生の理解度を正確に把握できたし、
逆に、院生からの質問に答えることで現象に対する自分の理解度を深めることができた。
学部の授業でもこうした高校の授業のようなやり方を導入してみたい。
第1回小テストを採点した。記述式問題の解答から学生の理解度がわかる。
そこで、理解を助けるデータを披露しながら先週の講義のねらいについて補足した。
午前中の院生への講義もあわせ、
学生の解答や意見をその都度聞いて理解度を確かめながら講義を進めるのが
いかに大切かを実感した一日であった。