第1177回 都市環境管理 2007年10月31日 「大学院の講義は『教室留学』」

第2回小テスト終了後、リモートセンシングの基礎を講義。
昨年まで使っていたOHPを書画カメラでみせた。
書画カメラは上からライトを当てて、その反射光を映像化する仕組みなので、
OHPシートの表面が光ってしまい見づらい。

OHPを紙にカラーコピーして書画カメラに載せれば表面が光らない。
この講義の翌日、アジア諸国からの留学生を教える
「Urban Environment Engineering」の講義の準備をしていて気がついた。

ところで、この留学生向けのこの授業は、
修士課程や博士課程の大学院生向けだから受講生のレベルは高い。
教材には、これまで国際会議で発表した英文論文を使っている。
以前書いた英語論文がこのような形で役立つのはうれしい。

しかもこの授業では次々に質問が出る。
講義してすぐに質問が返ってくることの面白さ。
それに答えていくだけで、学生の理解度と興味の所在がわかる。

1時間半英語で授業をすると頭の芯から疲れるが、
確実に自分の英語力もついている。
「駅前留学」ではなく「教室留学」だ。