第1189回 都市環境管理 2007年12月12日 「湯豆腐の原単位とは」

この講義も、今週を含めてあと2週となった。
エネルギー消費原単位と都市近郊のインフラ整備のあり方を講義。

原単位とは、床面積1㎡、1世帯、人口1人など単位あたりの量がわかっていれば、
それに数字をかけるだけで総量が推測できるという大変便利な数字。

講義では、パスタを料理する際の塩はひとりあたり小さじ4分の1という原単位
を紹介したが、
料理では忘れられない原単位がある。

学生の頃、友人と湯豆腐をつくろうということになって、買い物に行った。
さて、肝心の豆腐がどのくらい必要だろうか。誰もわからない。
湯豆腐といえば、やたらに豆腐ばかり入っている(当たり前だが)。
やっぱりひとり2丁はいるんじゃないか。4人だったら8丁だ。

そうやって大量の豆腐を買って湯豆腐を作ったら豆腐が多すぎて鍋からあふれる
ほどだった。
このことを母に話したら、湯豆腐のときの豆腐の原単位はなんと「ひとり2分の
1丁」だという。
つまり4倍もの豆腐を入れてしまったのだ。

世の中にはさまざなな原単位がある。
その分野の原単位を知ることは専門家に近づくことだ。

総合研究配属のための研究室訪問の時期になった。
いつでも研究室にきてください。歓迎します。