第1264回 都市環境管理 2008年10月29日 「責任とは反応する能力」

講義を始めるため胸元につけるピンマイクの調子を確認したら反応がない。充電が切れてしまっている。
そこで、教室の内線電話からサポートセンターにかけたらすぐに係員が出た。
他の教室にある正常なピンマイクを届けてくれるとのこと。
ハンドマイクで授業をしながら待っていたら5分も経たずに届いた。
さっそくハンドマイクをピンマイクに替えて授業を継続。
こういうハプニングがあると、授業を支える体制がしっかりしていると思えてうれしくなる。

こうしたミスはよくあること。大切なことはそうした事態にすぐに対応できるかどうかだ。
このことは研究室での学生の指導でも同じ。
三浦研究室ではさまざまな地域の住民と共同活動を行っているため、
打ち合わせや調査の段取りや進行管理が欠かせない。
そんな中、行き違いやミスがたまにある。
でも人間だからミスは必ずある。それを責めてもしょうがない。
大切なことは、そうしたミスをどれだけ素早くかつ誠実にカバーできるかだ。
「責任」は英語で「responsibility」と表現する。
「response+ability」。つまり、責任とは反応する能力のことなのだ。

ところで収録映像でスクリーンを見やすくするため、書画カメラを使うときに、
スクリーン拡大へと設定を切り替えたが、結構煩わしいのでやめにした。
それにスイッチングが反応するのに数秒かかり、これが講義の流れを止めてしまう。
大切なものはリアルタイムの教室の授業。
収録映像の質を上げるため講義がぎくしゃくしてしまっては本末転倒だ。

収録映像は、余分だった授業開始時の空白(出席をとっている時間)をカットして
S*gsotにアップできそうだ。少しずつ収録映像の質が上がっていく。