地域冷暖房に関する講義。
このクラスは、松村先生の授業でさいたま新都心の地域冷暖房プラントに
見学に行ったようなので、それを受けて体系的に地域冷暖房を解説した。
先に見学をしておいて、それを思い出しながら系統だった解説を聞くのが理想的だ。
最後の授業で聞いたアンケートでも(アンケート結果は来週の講義日記で詳しく報告します)、
「他の授業で聞いたことのある事項がこの講義にいくつか含まれていたので、
復習や知識の確認になった」という回答があった。
3年生の講義になると、建築・都市・環境それぞれのフィールドの科目において
より広い視野から環境問題を捉えるようになるため、講義の内容は自然と重なり合っていく。
それは今日の環境問題の複雑さの反映ともいえる。
随分前のことだが、自分の講義内容が他の科目と重複していることをおそれて、
学生に「どんな事項がどの科目と重複しているか」をアンケートで聞いたことがあった。
しかし学生の意見は「重複していると復習になってよい」と肯定的なものであり、
とても安心したことを思い出した。
むしろ他の科目との関係を積極的に意識しながら授業をすることが
環境システム学科らしい講義の姿なのかもしれない。