第1372回 都市環境管理 2009年11月26日 「居眠りをしている学生の間から鋭い視線が」

今日のテーマは都市の風通し。
1995年に三浦研究室がこの研究に着手して
もう15年になろうとしている。

運よく新潟工大の風洞施設を借りられることになり、
環境要因のうちでも重要な風の研究を始めることができたのだった。
それ以来、毎年総合研究の学生が市街地模型を作っては
柏崎市で合宿をして風洞実験のデータを積み上げていった。

その集大成が、グロス容積率と風速比の関係性を示すグラフだ。
この図を見た途端、この成果の示すものの大きさに身震いしたのを
よく覚えている。それから内外の学会に発表することになる。

風工学の第一人者の先生には「風工学の歴史に残る研究」との
言葉を頂いたことがある。今でも弱風障害に関する論文には
この論文が引用されていることが多い。こうした研究は
研究室の学生諸君のひたむきながんばりによるものだ。

風洞実験について講義をしていると、いろいろなことが
思い出されてくる。だからついつい話に力がこもる。
学生は全体的になんとなくテンションが低い感じだが、
うつ伏せになって居眠りをしている学生の間から
鋭い視線を感じることもあった。

研究室の成果がこのような形で展開するということを
理解してもらえれば今日の講義は成功である。

小テスト勉強のヒント:
風通しの風洞実験方法を示す各種の数字も要チェック!