第1383回 都市環境管理 2009年12月17日 「精神の嵐の時期に」
前半に地域冷暖房、後半に住民意識アンケートの方法を解説した。
ヒアリングの際、的確な質問を次々と繰り出すことと、
発言内容を正確にメモすることは決して両立できないから、
ボイスレコーダーを持ち込んで録音の許可をもらおうとを話した。
授業の終わりに話したように、
これから3年生は就職・進学で
さまざまなことを考えなければならない。
自分はこれまで何をしてきたか。
自分はこれから何を目指そうとしているのか。
こうした事を、考えて、考えて、考え抜いてほしい。
決断を下す前に、いろいろな情報がほしくなる。
そのときは、その道の専門家に話を聞くのが一番早い。
手っ取り早く言えば、先生を訪ねて相談することだ。
30数年前の私の入学式で、学長が「大学の4年間は
精神の嵐の時期だ」と言っていた。
その時は、どういうことかわからずに聞き流したが、
その後3年生になってこの言葉の意味を実感することになった。
我々教員からの助言が、そうした嵐の時に
ささやかながら傘の役割を果たせればと願っている。
小テストのヒント:地域冷暖房の導入効果を確認!