第1445回 都市環境管理 2010年10月7日 「20名が出席票に質問を書いた」

学生からの質問や意見を授業中にリアルタイムで聞くのが理想。
でも、そうした発言を授業中の学生に期待するのは難しい。
そこで、出席票の裏側に質問や意見を書いてもらうことを実験してみた。

出席票は記入後すぐに回収していたが、授業の最後に提出する形に変更した。
これまで長く続けてきた配布・回収方法を変えたことになる。

出席票回収の結果、20名が質問や意見を書いてくれた。
出席者が47名だから、43%に相当する。
予想より高い比率だ。

コメントの内容も興味深い。
授業中にごく一部を放映した映画「東京オリンピック」への率直な感想が多い。
「環境の定義を改めて理解した」という声。
「社会的弱者を含めてまじることの大切さを学んだ」という感想もあった。

一人当たりの二酸化炭素発生量は東京より地方都市の方が大きいとの講義に、
「一極集中が必ずしも悪いとは言えないことに驚いた」との感想。

感想や質問を読むと、講義のねらいが十分理解されていると感じる。
全部に答えたいが講義の時間は限られている。
来週の講義の冒頭で、質問のいくつかに答えたい。
この方法、まずは成功だ!