第1451回 都市環境管理 2010年10月21日 「学生は正確な知識を得ようとしている」

第1回小テストを実施したあと、先週の出席票に
書かれた質問を紹介して、そのいくつかに回答した。

先週ヒートバランスの説明を省略したら、その箇所を説明してほしいという
要望をあったので、ヒートバランスについて説明した。
こうした質問に触れると、学生が正確な知識を得ようとしていることがよくわかる。

「教室から時計がなぜなくなったのか」という質問には、学事課に
大学全体の方針を確認して回答した。3つのキャンパスとも教室に時計を
つけない方針だが、もともと教室に時計があった5号館では、
時計がなくなって不便という気持ちが強いのだろう。

教室は3年生以下の学部生と接する大切な場所だから、
こうした授業に直接関係しない質問も必要に応じて答えることにしたい。

授業はその後、大気汚染の章から防災の章への進むのがいつもの流れだが、
質問への回答に時間を使ったため、残りは来週にまわすことにした。
これまでの講義計画の変更が少し必要だ。
質問に回答することで学生の理解度が増すのなら、その方がずっといい。

講義の終了後、出席票を回収した。裏面に質問などを書いた学生は48名中33名。
比率は69%で先週の高水準を維持している。
「授業がわかりやすい」と多くの学生が書いてくれた。

この方法をずっと続けたいと思っている。
この方法に対する履修学生の感想はどうだろうか。