第1475回 都市環境管理 2011年1月20日 「これまでのどの授業も学生は熱心で充実していた」

いつもの通り出席票を配布。
講義全体への感想は小テストの際に書いてもらうので、
出席票の裏には今日の講義についてのみ書くように伝えた。

先週の出席票コメントをいくつか紹介した。
「アンケートを作っていて質問が多くなってしまったらどうすればいいか」
という質問があった。
せっかくの機会だから、あれやこれやと聞きたくなる気持ちはわかる。
でも、そうやって質問を増やせば回答者の負担感も増えて
回答率が下がってしまう。そうなっては元も子もない。
「本当に聞きたい質問は何かを考え、あとはバッサリ斬ること」
これが答えだ。

道路設置物調査レポートを講評した。
どの学生も緻密に調査しており、表現の丁寧さや美しさで差がついた。
すべては紹介できないので、優れていた3作品のみ書画カメラで見せ、
どの点が良いのかを説明した。
講義の終了後に出席票コメントを読んだら
「レポートの講評を聞くことで、どのようなレポートを
目指せばよいかがわかった」というコメントが意外に多かった。
少しでも良いレポートを作りたい気持ちが伝わってくる。
来年からは、取り上げるレポートの数を増やしたい。

この授業の締めくくりとして、4回目の小テストをやった。
満点は52点なので、9割の50点以上を取った高得点者を発表しよう。

50点 R08005 R08040 R08080 R08082 R08088 R08096
49点 R08034 R08060 R08074
48点 R08023 R08047 R08077
47点 R08004 R08027 R08032 R08033 R08038

授業終了後、小テストの際に記入してもらった授業の感想・要望を読んだ。
多くの学生がそれぞれの言葉でこの授業の感想を書いてくれた。
やはり出席票コメント方式を支持する意見が多い。
強制されず任意に、しかも気軽な方法で質問できる点がいいようだ。
来年度もこの授業ではこの方法を続けていこう。

ある学生は収録映像について「まるで本当に授業を受けているよう」と書いた。
出席した週の分も見てみたら、とても復習になったという。
この収録映像公開も講義日記とセットのサービスとして続けたい。

今年は授業アンケートに、パーソナルな思いを書いたくれた学生が多い。
出席票コメントには結構プライベートな面の質問もあったが、
それに答えていくにつれて学生との距離が近くなり、
それが各学生の思いを引き出すことにつながったのかもしれない。
それらをじっくり読んで自分の心にしっかりと刻んだ。
丁寧なコメントを書いてくれた学生の皆さん、本当にありがとう。

これで、3年生への最後の授業が終わった。
2年の「環境工学1」「環境工学2」、3年の「環境工学実験」
そしてこの「都市環境管理」とすべてを履修してくれた学生も多い。
これまでのどの授業も学生は皆、熱心で充実していた。

そうした3年生諸君が4年生としての一年間をさらに充実して
過ごせることを心から祈っている。

相談にはいつでものります。
がんばってください!
<完>