第1509回 都市環境管理 2011年9月29日 「身近にいる教師を使わないともったいない」
第1週はガイダンス。
出席票を配りながら学生席を巡回すると、
ノートや筆記道具を出していない学生が多い。
就職して、打ち合わせでメモを取らない社員はまず信用されない。
どんな会合でもメモをとる。この姿勢を身に付けよう。
それから、指定された教科書は必ず買うことが大切。
1年生の時はきちんと教科書を買っていたのに3年生になると買わなくなる。
携帯料金など大学生活で出費がかさむのはわかる。
教科書を買うのは自分に対する投資だ。
毎週必ず教科書を使う講義では、教科書がないと講義に参加できない。
隣の学生に見せてもらおうとすると、隣の学生に迷惑がかかる。
二人の間に教科書を置くと、気を使ってページも自由にめくれなくなる。
それに、社会に出ても教科書は役に立つ。
情報はインターネットにあふれているが、
基本事項の確認には自分で使い込んだ教科書こそ役に立つのだ。
ところで、就職活動が迫ってきて落ち着かなくなるのがこの時期。
そこで、アドバイス。
就職や進学でわからないことがあったら、教師に直接聞きに行くこと。
友達同士の情報交換だけに頼ってはいけない。
友達からの情報にはガセネタが多い。人から人に伝言されていくことで
尾ひれがついたり、内容が変わったりする。
そういう情報で就職や進路を決めるのは危険なことだ。
せっかく身近に教師という専門家がいるのだから、
使わなければもったいないのだ。
さて、この講義では出席票コメント方式をやっていきたい。
去年うまくいったので、今年も試したい。
講義の途中で講義収録システムを立ち上げていないことに気が付いた。
やはり第1週の講義は緊張する。