第1529回 都市環境管理 2011年11月24日 「新聞の解説記事を読んで時事問題に強くなる」

最初に、先週の出席票コメントを紹介した。記入率は53%。
小テストの選択肢式の用語穴埋め問題が難しかったという意見が多い。
でも、記述式の用語穴埋めに比べたら楽だと思う。
成績判定の小テストなのだから、多少やっかいなのは仕方ない。

大深度地下利用について教科書を使って説明してきた。
ところが、実際の事例がとても少なく説明しづらかった。
一昨日、新聞を読んでいて、説明にピッタリの記事を見つけた。

「リニア新幹線 大深度地下利用」という記事だ。
  さっそくコピーを配って説明した。
JR東海が2027年に品川-名古屋間の開業を目指す
リニア中央新幹線で、都内部分は深さ40m超の大深度地下を
利用して地下トンネルを造るという記事。
この「大深度地下」のところに、キーワードのマークがついていて、
記事の左に200字程度で解説が載っている。

役に立つのは、この解説部分。
時事用語がコンパクトに説明されている。
新聞を読むとき、テレビ欄やスポーツ欄だけでなく
このような解説のついた記事を読むと知識が深まる。

出席票コメントに、
「大深度地下の新聞記事を読んで、実用化について知識を得た」
「新聞を読むことの重要性を再確認した」
と書いた学生がいた。

教室で新聞記事を配るのは、新聞を読むことの効果を
実感してほしいからなのです!