第1536回 都市環境管理 2011年12月15日 「新聞を毎日読むと就活の武器になる」

先週の出席票コメントを紹介した。
記入する学生の数も増えたので、紹介するコメントの数を増やした。
エネルギー消費原単位の講義が今後役に立ちそうというコメントが多い。
そのあと、先週の続きとして1次と2次のエネルギー換算について解説した。
1次エネルギー換算では火力発電の効率を考慮する必要がある。
そこで、新聞の社説のコピーを配布した。

その記事は今朝の朝刊に掲載されていたものだ。
第1529回の講義日記で、大深度地下利用に関する記事を例にして、
解説付きの記事を読むと知識が深まると書いた。今日はその続編だ。

実際、配布された社説を読むことで、各発電方式の発電単価や効率に関する
論点を学生は把握できたと思う。
この記事によって、各発電方式の発電単価が
社会的な問題になっていることがわかる。
そのことが頭に入っていれば、今後このようなテーマの記事を見つけると
自然に目が行くようになる。

今までも新聞を読もうと教室で伝えてきた。
でもそれは、役に立つから無理して読もうということでは決してない。
興味がある記事を読んでいくうちに、興味の範囲が広がり、
関心を持つ記事が自然と増えて行く。
そうなると、新聞を読むのが楽しくなる。

しかし、そのような新聞の読み方はすぐには身に付かない。
短時間でもいいから毎日読むことが大切だ。
「役に立つから」ではなく、「楽しんで」読めれば長続きする。
そして、それが就活の武器になるのだ!