タマンメラティ地区(マレーシア・クアラルンプール市)

 クアラルンプール市は工業・商業・住宅地域が混在する人口約140万人を有する東南アジアの中心都市です。同地区(下図赤線内)はクアラルンプール市内の北部に位置し、800世帯のテラスハウスと2200世帯のマンションで構成されています。地区内の生活道路では路面が部分的に盛り上げられており(ハンプ)、自動車の速度超過や通過交通の流入を防いでいます。また、地区の外側には6車線の幹線道路とLRTが通っており、それらからの住環境への影響は大きいと考えられます。
 そこで騒音、二酸化窒素濃度、車両交通量、夜間照度、アンケート調査の実測を行いました。アンケート調査ではインタビュー形式を採用し、400世帯を各戸訪問し行いました。これらの実測は全てマレーシア国際イスラム教大学の学生と共同で行いました。現在は調査結果の解析を行っています。来年度以降も当研究室の大学院生が中心となって、マレーシアなどの東南アジアをフィールドにした実測調査を続けていきます。


三浦研究室では同様の研究を日本でも行っています。
その成果は2002年度日本建築学会大会(北陸)、2003年度日本建築学会大会(東海)において発表しました。
研究内容について詳しく知りたい方は、下記の論文ダウンロードをご利用ください。

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論文ダウンロード

2002年度日本建築学会大会(北陸)

2003年度日本建築学会大会(東海)