朝起きたら雨が降っている。空調の基礎を解説するこの講義では、
終了間際に、システム棟地下の機械室に全員を連れて行って、
冷温水発生器や配管、ポンプの実物を見せている。
そういえば、これまで雨の中で見学したことがないことに気がついた。
地下に降りる長い螺旋階段はすべりやすいので見学は中止と思いつつ
大学に向かったら、雨はやみ青空が広がってきた。
そこで、予定どおり講義を進めたあと、やはり見学を実施した。
設備会社に就職する学生もいる。一度でも実物を見ておくことは
決してマイナスにはならない。
今日の講義の解説では、板書した図をノートに写すことを奨励した。
手を動かして覚えるのだ。そして、見学では体を動かした。
そうやって知識は身についていく。
テレビでも見ているようにボーっと聞くのでは何も得られない。
晩秋の一日。青空のもと舞い散る落ち葉が美しい。