新施設建設における基本方針
1.木造平屋建てとし、仕上げ材をできる限り木製とする
木の床や壁は弾力性があり、手足に対する感触がやわらかく心地よい。
また、木材、とりわけ*埼玉県産材(杉・檜)を利用することにより、自然環境を循環させる。
*彩の国木づかい促進事業
県産材を公共的施設等に活用することを通じて、広く県民に県産材の良さを普及啓発することにより、林業地域の活性化を図ることを趣旨として実施されているもので、事業費の2分の1が補助される。
2.建築から発生する有害物質をできる限り排除する
- 床 ~ 木装とする。
- 壁 ~ 腰板(90cmまで)は杉板とし、その上部については石膏ボードの上に漆喰塗り。
(消防法による内装制限があり、全面的に木製の壁にすることができない) - 梁 ~ 建物の強度の関係で、集成材を使用(県産材)
- 床・壁・建具・外壁等の塗料には、天然系素材の塗料を使用。
3.自然採光・換気通風に配慮する
太陽エネルギー、自然エネルギーを最大限効率的に活かした建物とする。
設計段階から、自然採光・換気通風に配慮する。
4.安心して遊べる園庭にする
死角がなく、廊下・職員室等から見通せるように配慮する。
樹木の位置、垣根や地表面の素材に配慮し、夏涼しく、冬暖かい園庭にする。